小坪楽団

広小坪自治会

秋の収穫・大漁を祝い・神に健康を感謝する神事として、氏子による氏神・神社に奉納される民族芸能です。神楽の演目は、儀式舞と形式舞に分けることができ、儀式舞は、神を招き神慮を安じる為に祭式の始めに行うもので、形式舞は神に降臨がすみ、神前で大衆と和楽するために演じてみせる神楽です。

場所
小坪八幡神社
呉市広小坪1丁目、生活バス東小坪長浜線「こつぼふれあい広場」バス停下車 徒歩約3分
日程
10月
よごろ:第4土曜日
本祭り:第4日曜日

歴史

小坪神楽の歴史はおよそ200年に及ぶと言われています。広小坪地区は江戸時代末頃から石灰製造が行われており、三方を山に囲まれている地形の為その運搬にはすべて海路が使用されていました。今からおよそ200年前(文政10年)小坪で石灰業が始まると、石灰船が瀬戸内海を往来するようになり、たまたまその船の1つが伊予国大三島(愛媛県)に立ち寄り、同島の大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)の「神楽」を観た。それを習い覚え、小坪八幡神社の秋祭りに舞ったのが始まりと言われています。それ以後、地元青年団の手によって毎年奉納されてきました。戦後の混乱期でも地元住民の心のよりどころとして行われ、青年団から自治会へと引き継がれました。神楽は小坪地区在住の独身男性が舞っていましたが、昭和60(1985)年からは女性も加わるようになりました。囃子方(笛を吹いたり、太鼓を叩いたりする役)は、約60年前から小学高学年の児童が務め、現在は、小学4年生の児童~中学3年生の生徒が務めています。

呉市無形文化財に指定

小坪神楽は昭和44年(1969年)10月1日に「呉市無形文化財」に指定されました。指定理由:200年の伝統をもつものと伝えられる貴重な民族芸能で現在も21演目の神楽が全て継承されてぃる。

特徴

①全ての舞は「2枚の筵の上で舞う」大きな特徴があります。「2枚の筵」:神が降臨した、神聖な場所を表しています。 ②囃子は小学4年生の児童~中学3年生の生徒が務めているが、「参拝された方も入れ替わり自由に」笛を吹いたり、太鼓を叩いたり、飛び入りで参加できます。太鼓のバチの奪い合いも魅力のひとつとなっています。 ③舞子は2枚の筵の上で舞を演じ、そのすぐそばで囃子方が演じます。5台の太鼓と40名前後の囃子方で。観客は筵の廻りに座り、身近で観ることができます。『地元住民が一体』となって、神楽を楽しみ、継承しています。

演目

儀式舞:5演目、形式舞:16演目の計21演目です。

演目名 儀式舞 形式舞
神楽 かぐら
露払い つゆはらい
しめぐち
岩戸 いわと
神迎 かみむかい
二天 にてん
小弓 こゆみ
たくさ
上二刀 かみにとう
四天 してん
だいば
下二刀 しもにとう
おしき
後舞 あとまい
長刀 なぎなた
せんす
大弓 おおゆみ
恵比寿 えびす
住吉 すみよし
異国 いこく
神宮 しんぐう
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